Diary


04年11月10日(水) その名はクラウン

 最悪の朝再び…










 ふー、やれやれ…

 今日も携帯のアラームで眼が覚めました。

 ここんとこ早く起きてないな…

 また、9時30分につくかどうかギリギリのラインで出発。



 好調好調、『KOTOKO-DRIVE!+』をかけながらの走行は

 気持ちイイッス!!

 並み居る〜軽自動車を〜見かけるたびに〜

 追い抜き〜

 S橋が予想外に混んでたため、大体5〜10分遅刻のペースで学校のすぐそば到着。

 いつものとおり、2本のポールの間をすり抜け〜…



 ここは一度車が突っ込んできて恐かったっつー記憶があるから、慎重に通らねばね。

 徐行〜



 え? 対向車、あれ止まる気なくない?

 しかも速度速くない?



 俺「マジかよ!!!」



 グッ!! 停車、耐ショックの体勢、覚悟を決める。

 メギャッ!!!!

 轟音に金きり音の混じった嫌な音。

 覚えている、車と車が接触したときの音だ。

 今回はかなり大きい音がした。



 えーと… まずは動作チェック。

 頭、打ってない。

 胸、シートベルトで圧迫されて少し痛い。

 腰、痛くない。

 腕、折れてない。

 足、折れてない。

 座席部分に被害は及んでない模様。

 助手席に乗せたパソコンは… うむ、無事だ。



 にしても、こんなに弾き飛ばされたのか。5mは後に下がってないかコレ。

 …ドア、は… 開かない。

 どうやら、座席をカンペキに守った壊れ方をしたらしい。

 さすがTOYOTA車、スターレットか…



 相手は…?

 出てこない。

 ケガをしたようだ。本当ならトドメを刺したいところだが…



 俺「大丈夫ですか? どこか痛いところはありますか?」



 119に電話しながら、意識の確認。

 『すみません、痛い、痛い…』と呻く加害者。

 俺はなんともないのに、なんでこの人こんな痛がってんだ?



 俺「どこが痛いんですか?」

 相手「肩… 首… あと、ヒザも…」



 この痛い箇所から、ノッチは『ノーシートベルト』と予想している。

 俺は冷静だった気がしたが、多分、動転してたんだろう。

 そんなことには気付かなかった。

 消防署の車両がかけつけて、状況を見ている。

 色々と訊かれる。



 ところで、この相手の車はナンだ?



 TOYOTA CROWN…



 そうか、この車か。年式が古くて、コイツだとわからなかったよ。

 …妙に納得してしまった。

 TOYOTAの暴君・クラウン…、この車は恐いと思っていたんだ。

 この車を運転している人間は、危ない人が多い。

 前方不注意、信号無視、暴走…

 そんな車はいつもコイツだった。

 万が一にもぶつからないように慎重に進んだってのに

 なんでぶつけられなきゃならないんだ!!

 もちろん、全てのクラウンがそうじゃないのはわかってる…

 優雅に走ってるクラウンの姿に憧憬のまなざしを向けた事だってある…

 だけど、やっぱり俺はこの車が恐い。



 スターレットは廃車決定。

 直すより買った方が安いと軽く言われた。

 俺は絶対これ0:10じゃないと納得しない。

 俺には過失はない。

 考えうる最高の注意をした。

 車の値段とか、電車で通わなきゃいけないとか、そんなのは些末なことだ。

 愛車がスクラップ?

 おかしいだろ、アホな運転者に正面からぶつけられて廃車?

 相手はケガして病院行き?

 恨み言言う相手ナシですか?

 クッ…

 警察にはヘラヘラと愛想笑いを浮かべているが、

 この怒りをどこにぶつければいい?

 欲を言えば俺のスターレット直して返して欲しいです。

 ようやく乗り慣れた愛車を1年半で手放すなんてありえない。

 一度ぶつけてからは、大事に乗ろうと思っていたのに。



 ノッチに連絡して、現場まで迎えに来てもらう。

 連絡してから、迎えに来てくれるまでの10分かそこらの間に、

 クラウンが4、5台通ったが、いずれも対向車とぶつかりそうになっていた。

 よくもまぁ、そんなポールのギリギリまで50km/hほどで走行できるな。

 ………。

 …そうか、俺は運がなかっただけなんだな。

 たまたま、当選してしまったのか…

 ここでは事故が起こる要素を多くはらんでいたんだ。





 ノブに『自分で交渉した方がいい』と助言されたけれども…

 とりあえず警察からの連絡で判明した相手の住所を保険屋に連絡するとともに、

 こちらの方針を伝える。



 俺「台車を出させて、さらにこちらの過失は認めないということでいきます。」

 保険屋『そうなりますと、私どもではなくて、○○さんがご自分で相手方の

      保険屋さんと交渉していただかないと、いけないんですね…』

 俺「はぁ、そうですか。なら自分で交渉します。」



 使えない、保険屋は契約に設けた『穴』をかいくぐって

 契約者から負わされる手間を減らそうとしている。

 仕方ないのでこの怒りは相手から自らの手で全ての保障を巻き上げることで癒そう。

 …バッドラックの次には、きっとグッドラックが待っている。

 さて、気分を切換えて計算でもしますか…